実際私たちは、何着の服を持つべきなのか?Hot Or Cool Instituteの研究者たちが発表した新しいレポートを読むと少しヒントがあるかも?
ファッション消費、特にファストファッションにおける現在のトレンドのままでは、気候変動で各国が目指している1.5度の気温上昇に抑えることはできないことがわかっています。
とはいっても、ファッション消費は国によっても違っています。例えば、英国の富裕層20%が1.5度の目標を83%上回る排出量であるのに対し、インドネシアでは74%の人々が逆に十分な消費レベルに満たない生活をしています。また、レポートではオーストラリア、日本、アメリカ、イギリスが、ファッション消費に関して、一人当たりの二酸化炭素排出量(カーボンフットプリント)が最も多い国である一方で、インド、ブラジル、中国、トルコ、インドネシアは、一人当たりのカーボンフットプリントが低いことがわかります。
では、私たち一人ひとりができることは何でしょう?
レポートでは、
- "新しい服の購入を減らすことが、ファッション消費による二酸化炭素排出量を減らすために最も効果的な行動である "
- "修理・修繕、低温での洗濯、中古品の購入など他の行動がない場合、1.5度の目標に沿った消費レベルを達成するためには、新しい衣服の購入を年間平均5着に制限すべきである "
と言及しています。
新しく購入する洋服は年間5着。
どうでしょう?数字にすると、わかりやすいですよね。
実行可能に思えますか?昨年みなさんは何枚購入しましたか?
Buy less (必要なものだけを買い),
Choose well (よく選び),
Make it last (長く使う)
も大事ですが、今後はこちらが大事なのではないかと思います。
Buy less
Buy better
Share and
Share better
より良いものを、必要な分だけを買う。
新規のものだけではなく、中古品、レンタル、交換会なども視野に入れる。
レポートの全容はこちらから: