台湾は現在、日本と同じく都市部と地方における経済発展に大きな差が生じており、その社会問題を解決するため、2019年を地方創生元年として定めました。これは日本の取り組みに注目して発足されたもので、主にクリエイティブ産業やデザインの力を中心に進めており、日本統治時代に建てられた歴史的建造物のリノベーションは台北の街にも存在します。中でも、「松山文創園区」「華山1914文創園区」は代用的なコミュニティー施設です。

そして、今回訪れた宜蘭(イーラン)という街にも、地方創生のためのコミュニティー施設がありました。これらは、100年以上前に建てられた建造物で、歴史の重みを感じます。ここには、台湾で古くから伝わる陶芸や染織後術などを体験できるショップもあり、大人から子供までとても楽しい時間を過ごすことができます。日本も同じですが、自国の伝統や技術の継承が難しくなっている原因は、後継者が減ってきている事です。もちろん、生活が成り立つ産業として持続可能であれば、受け継ぐ若者も増える事でしょう。それには、まず自分の国にある素晴らしいものを1人1人が見つめ直す事。そして、世界に向けて発信できる力も必要で、国がそれを全力でサポートする事に尽きると思います。

ぜひ、皆さんも台湾へ訪れてみてはいかがでしょう!

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