今年は幸運なことに、"Sustainability"(持続可能性)という言葉をますます耳にする機会が増えていますが、それでもこのホリデーシーズンのゲームにとっては、まだ抽象的な概念です。ギフトやラッピング、クリスマスの飾り付けまで、持続可能なホリデーシーズンにたどり着くにはまだまだです。とはいえ、いますぐにでもサステナブルなホリデーシーズンを過ごすために、まずは食べ物からスタートするのが良いと私っは思っています。食べる量(そして1月1日からの数か月間は必要かもしれないダイエット!)についてではなく、食卓にどんな食べ物を置くか、についてお話しをしたいと思います。
イタリアでは、食べる事は非常に重要であり、クリスマスのお祝いで最も重要な役割を担っていると言っても過言ではありません。イタリア人はおいしい食べ物が大好きなので知られています。どれだけ好きかというと、食べてる最中に食べ物についてよく話しをします。私はイタリア人ではありませんが、イタリアにいて何が良いって?やはり食べ物の質にあります。最初のうちは、彼らが持っている食への重要性や習慣に慣れるのに少し時間がかかりました。例えば、特定の食物は一年のうちの特定の時期にしか食べてはいけない、などが一つの例です。もともと、これらの習慣は季節的な生産を完全に尊重していた事で生まれました。
今では、クリスマス料理のために、ほぼすべての種類の果物と野菜を購入することが可能です(ベルギーも同様)。イスラエルからピーマン、メロン、スイカ、南アメリカからチェリー、マンゴーなど。言うまでもありませんが、これらは春または夏にのみ成長するこのような食材ですが、ホリデーシーズンのために海外から輸入して12月末に購入できるようになっています。
もちろん、大きくてジューシーなイチゴを購入するのは魅力的です。赤とゴールドに彩られたテーブルに置いてあると、素敵に見えます。ですが、そのジューシーなイチゴがテーブルにどのような形で来たのかを考えると、喜びも消えていきます。輸入された食品には非常に大きなカーボン・フットプリントがあります。(カーボン・フットプリントとは、原材料の調達から製造、輸送、消費後の廃棄に至るまでの過程で、電力や燃料の消費などを通してその商品が出す温室効果ガスの量を積み上げ、CO2に換算した表示)輸入のために必然的にプラスチックなどに包まれ、飛行機に乗り、トラックで配布され、しばしば冷凍されたり、新鮮を保つために、化学物質で処理されてから各家庭に届きます。見た目は美味しそうですが、実際にはグリーン・サステナブルではありません。
ですから、選択肢が制限され、食べ物の色もさほど彩良くないかもしれませんが(実際冬に成長する食材の色は薄かったりします)、私は地産地消を推進し、地元の食べ物だけを選ぼうと思います。今年のクリスマスを私はベルギーで過ごすので、イタリアにいる時よりも食材の選択肢は少ないでしょう。今年のクリスマスの食卓にはキャベツ、ジャガイモ、ネギが多くなると思います。。。とはいえ、ホリデーシーズンの良い事としては、通常よりも多くの味と、様々なワインが出回る時期でなので、ここで食卓に「色」を加えられます。もちろん、そこも地元のワインで!
今年は、季節の料理と共に、楽しんでみて!そして素敵なホリデーシーズンをお過ごしくださいね。!イルセ