私たちはイタリアを後にし、パリから特急で3時間半、旅の最終目的となるQuimper(カンペール)へ。 ブルターニュは初めての訪問となりますが、コンパクトにまとまった美しい街並みは、そこに住む人たちを含め、ゆっくりと時間が流れています。そして、この街には1925年から4代に渡り、受け継がれているシューズメーカーがあります。その名はRIVALIN(リバリン)、東京の下町にあるように家族で営むアットホームな雰囲気が印象的でした。

今は4代目となるVincent Rivalinが経営をしており、古くから伝わる伝統の継承と、今の時代に合わせた変革で、国内外ブランドとのコラボレーションにも取り組んでいます。これは、まさしく私が求めるサステナブルに基づいた経営です。

もちろん、ここで作られるルームシューズやサボ(木で作られた靴)は、素敵なものばかりでした。また、日本から訪れた私たちに「この街に来たなら連れてゆきたい場所がある!」と言っていただき、シーサイドまで案内してくれたことにも感謝しかありません。私たちは、現在このブランドをオンラインストアで展開する準備を進めています。

長々とお付き合いいただいた、ヨーロッパのリサーチ&バイイング日記はこれが最終回です。ヨーロッパのサステナブル事情を少しでも感じてもらえたでしょうか?次回は台湾のサステナブル事情についてお伝えします!

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