フィレンツェからミラノへ移動し、まず初めに見つけたもの。これはホテルのロビーにあったもので、ワインやシャンパンのコルクを回収するボックスなんです。ホテルの改修工事の際、再利用する資材として宿泊者にも協力してもらうよう呼びかけているようです。古き良きものを大切にするヨーロッパでは、他でも似たような場面に遭遇することがありました。環境に配慮した、さり気ない取り組みには心を惹かれます。

そして、リサーチの途中で立ち寄ったスターバックス(世界に3店舗しかないリザーブ・ロースタリー)に展示されていたチェアー。このボードに書かれている内容はこんな感じです。「世界で最も豊富な資源である人間のゴミを使用して新しい素材を発明し、デザイン、性能、機能を妥協することなくこれを実現しています。」そして、このチェアーはスターバックスリザーブの限定コレクションで、廃棄されたプラスチックボトルから作られた高級ジャガードプリント生地(もちろんイタリア製)を使っているとの事。人間が捨てた廃棄物がこんな美しいものに変化するのかと、現代のテクノロジーには驚くことばかりです。

最後に、フィレンツェとミラノの強行リサーチを終え、アドリア海に面したリミニの街へ戻ります。ここは時間もゆっくりしていて、とても心を癒されます。そして何より、サステナブルライフスタイルを経験するには、とても良い場所です。

ヨーロッパでのバイング&リサーチ最終回は、旅の最終目的となるフランスのカンペールへ。100年近く続く老舗ブランドへの訪問です!

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