ストックホルムを後にし、私たちは旅の終盤となるイタリアへ向かいました。
今まで訪れたヨーロッパの国々と比べて、イタリアではサステナブルをプロダクトデザインで表現するということは少なく、古き良きものを受け継ぐヴィンテージの文化が根付いており、そのようなショップはこの何年かで更に増えたようです。また、イタリアの学生たちについても、家の中に眠っているヴィンテージアイテムを身に着けるのがトレンドになっていると、現地に住む方から聞きました。これもまさしくサステナブル・ライフスタイルの一環と言えます。
さて、イタリアではボローニャ空港から車で1時間半ほど移動し、アドリア海に面したリミニの街を拠点に、そこから2日間をかけてフィレンツェ、ミラノの2都市をリサーチしました。まずフィレンツェで向かったのは、フェラガモ本店で開催された「SUSTAINABLE THINKING」。結論から言うと、見応えのある想像をはるかに超えた展示でした。靴業界を牽引する老舗ブランドらしく、環境に配慮されたリサイクル素材を企業と取り組んで開発しているところにも感銘を受けました。また、新たな取り組みだけでなく、今までの歴史やアートも感じることができる素晴らしいエキシビジョンであったこともお伝えしておきましょう。
そして街を散策しながら見つけた、ヴィンテージショップ。ショップごとに様々なコンセプトがあるので見応えは十分です。フィレンツェに行かれた際には、ぜひ立ち寄ってみてください! 次回は、ミラノのレポートをお伝えします!