現実問題、私たちは毎日の生活において、知らずのうちに相当数のマイクロプラスチック粒子を河川に流しています。
それを理由付けるのが、「一次マイクロプラスチック」と呼ばれる、知らずのうちに陸上から河川に流れ出る、肉眼では見えづらい小さなプラスチック粒子たち。
その割合について、国際自然保護連合(IUCN)の報告書では、このように書かれています。
- 合成繊維(主に洗濯によって抜け落ちるマイクロファイバー) 35%
- タイヤの摩擦(走行時の摩擦、合成タイヤのみ) 28%
- 都心の粉じん(人工芝や建築用塗料、靴などの摩擦) 24%
- 路面表示用塗料の風化と摩擦 7%
- 船舶用塗料の剥がれ 3.7%
- その他(パーソナルケア製品に含まれるマイクロビーズなど)
その他にも、「二次マイクロプラスチック」と呼ばれる、大きなプラスチックが様々な環境中(陸上、海洋)に砕けて、マイクロプラスチックへと分解されてゆくものもあります。身近で言うと、道に落ちているマスクやプラスチックゴミも、その行方の1つでしょう。
しかし、以前に受講した学者の方からは、こんな話もありました。
「日本は道路にゴミなんて落ちてないじゃないですか。街だってホントに綺麗だし、それよりも家庭から排出されるプラスチック問題を解決しないと変わらないんですよ」
きっと、ゴミは全く落ちてないということではなく、世界で比較したら格段に少ないってことでなんでしょう。確かに、私たちが参加している近隣地域のゴミ拾いでも、1時間以上拾い歩いて45リットルの袋に1-2個分くらい。そう考えると、街中に落ちているゴミの量って、ほぼ無いに等しいと認識されているんですね。
もちろん、ゴミのポイ捨ては良くありませんし、環境美化のためにも拾うのは良いこと。しかし、誰かが捨てたゴミを拾い集める活動と同等に、もっと身近にあって可視化しづらい部分の問題意識を高めることも重要だと感じています。
先にも書いた通り、「一次マイクロプラスチック」全体の35% (1/3以上) は、合成繊維の洗濯や着用時の摩擦による流出です。
この問題をより身近に、そして大きな解決へと導けるよう、私たちから皆さんに「GUPPYFRIEND ウォッシングバッグ」の使用をお勧めしています。
このバッグは、洗濯によるマイクロファイバーの流出を最小限に抑えるとこを目的とした製品です。商品開発に要した期間は3年、さまざまな研究機関によってテストを繰り返し、その効果も立証されています。(世界で特許を取得済み)
[研究機関によるテストの検証]
1.バッグの中で抜け落ちた繊維合成繊維を含んだ衣服 79%減少
完全合成繊維の衣服 86%減少
2. バッグの中で抜け落ちた繊維の流出
90%以上減少(ほとんどの場合、バッグの中に100%維持)
私たちも、毎日このバッグを使いながら洗濯をしています。そして数ヶ月に1度、隅に溜まったマイクロファイバーを採取しています。(写真の製品は旧モデル)
とても細かく目に見えづらいマイクロファイバーは、なかなか可視化できませんので、目視できるほどに蓄積されたらピンセットなどで取り除いてください。また、取り除いたマイクロファイバー(合成繊維) はとても軽いのが特徴です。
風に飛ばされないよう、大きな量になるまでは密閉できる容器に保管しておくことをお勧めします。皆さんのアクションが可視化できるチャンスです!
最後に、GUPPYFRIENDのSNS投稿によると、10万世帯が毎日の洗濯によって排出するマイクロファイバーの量は、15,000枚分のビニール袋に相当するそうです。これにも驚きを隠せませんね。
「各家庭に一枚!」を目標に、現在は全国の小売店に向けてホールセールを開始しています。企業や小売店様からの質問も受け付けておりますので、コンタクトフォームからご連絡ください。
通常購入についても、Borderless Creationsのオンラインストアからも購入できますので、ぜひ商品ページをご覧ください!