こんにちは!
Borderless Creations AmbassadorのSakiです!
今回は、よく聞くけど実際はよく知らない…そんな「オーガニック」の“リアルな数字”にフォーカスしてみました。
「日本って世界と比べてどうなんだろう?」「オーガニックって広がってるのかな?」そんな疑問に、数字で見ていきましょう!
※主に2022年の調査データを元に数字を記載しています。
<01>世界のオーガニック農地は9,640万ヘクタール!
まずは世界全体から見てみましょう!
2022年の調査によると、世界のオーガニック農地はなんと 約9,640万ヘクタール!
地球上の耕地のたった2% ですが、15年前の約3倍に増えているんです!すごいスピードですよね。
ヨーロッパの一部の国では…
🇦🇹オーストリア:23.4%
🇪🇪エストニア:19.6%
🇸🇪スウェーデン:19.2%
ヨーロッパ、すごい…。さすがオーガニック先進地域ですね。
<02>日本のオーガニック農地は0.7%
では日本はどうでしょう?
・オーガニック農地面積:約3万ヘクタール
・全農地に占める割合:0.7%
ヨーロッパと比べてしまうと「え!1%未満なの!?」と驚きを覚えますが、実は10年前(2012年)と比べると1.5倍に増えています!
最近では近所のスーパーでも「オーガニック」コーナーがあったりと、着実に広がりを見せているなと感じています。
<03>お隣、中国、韓国は?
気になるお隣の国の状況はどうでしょう?
🇨🇳中国
・オーガニック農地面積:約290万ヘクタール
・前農地に占める割合:0.5%
🇰🇷韓国
・オーガニック農地割合:4%
・ソウルの小中高校では、2021年から100%オーガニック給食が導入!
中国はオーガニック農地面積世界4位!韓国では国が政策としてオーガニックを推進しています。日本もこの流れに乗ってオーガニックを広げていきたいところです!
<04>1人当たりのオーガニック消費額
国別の1人あたり年間オーガニック消費額を比べてみると:
🇨🇭 スイス:約40,000円
🇫🇷 フランス:約17,000円
🇺🇸 アメリカ:約16,000円
🇯🇵 日本:約1,400円
ん?え?桁が違う!
もちろん物価が国それぞれで異なるため単純比較は難しいですが、この数字から明らかに日本ではオーガニックがそれほど買われていないことがわかります。
<05>私たち一般消費者には、何ができる?
全部オーガニックにするのは難しくても、できることから始められます!
・オーガニック食品の購入を増やす(1品からでも!)
・学校給食など公共施設でのオーガニック食品の導入を推進する
・地域の有機農家を直接購入(野菜定期便など)する
・地域の有機農業イベントに参加する
有機農家さんを直接支援することで、自然とオーガニックに関する情報や地域交流の輪が生まれ、CSA(地域支援型農業)に参加できます!
<06>「買い物」は「投票」
数字を見てみると、日本のオーガニック普及率はまだまだ...と感じてしまうかもしれません。でも、私たち一人ひとりのお財布の使い方や、食の選択次第で、今後の農業や食の未来は変わっていくと感じています。
「買う」という小さな選択が、生産者さんを応援し、私たちの未来の選択肢を広げていく。オーガニックを「特別なもの」から「日常の選択肢」になっていったら、きっと誰しもにとって安全で安心な世の中になっていくのだろうなとワクワクします♪
今日の1品が、地球の未来への投票の第一歩に💚
参考:
https://www.jona-japan.org/qa/
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/index-142.pdf
https://kokocara.pal-system.co.jp/2024/06/24/organic-school-lunch/
https://www.maff.go.jp/chushi/seisan/kankyo/attach/pdf/yuuki_forum_R4-3.pdf
https://www.jona-japan.org/qa/
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2021/d64243ba5a1c4fcc.html
https://www.alic.go.jp/joho-c/joho05_000833.html